今日はオーケストラの音教演奏でした。
(音教:音楽教育)
普通のクラシックの公演(定期演奏会のような)とは違った、ある種特殊なコンサートですが
子どもたちの前で演奏するのって、意外にいろいろ考えさせられます。
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ただただウケを狙ったプログラミングがいいのか
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正しい音程で弾くのがいいのか
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やる気満々の、「音楽は楽しいんだ」とむりやり熱を帯びた演奏を強要するのか
何が正しいのやら。
ウケは狙わないといけません。
なぜかというと、やっぱりクラシックが根付いていない子供たちにとって、どれだけ「歴史に残る素晴らしい作品」であってもそればかり強要すれば単なる「説教」。
僕自身、いまでも超一流と呼べる演奏家の演奏以外、ときどき観客として聴くと眠くなります。
だからときどき興味を引いてあげる必要があるのはどうしようもないと思ってます。
僕そのものが、あまりクラシックの素養が薄いのかもしれませんが。
やる気満々の熱演
「熱を帯びた演奏」と書いて「熱演」。
それ自体がよい演奏という意味ではない。
どこぞの皮肉をつづったサイトで見たことがあるけれど、その通り。
情熱を向ければ何でもいいってわけでもない。
まあ、見た目ヤル気ある方が面白いのは事実です。
つまらん顔して微動だにせず弾いていたらつまらん場合もあるでしょ。
クラシック演奏家は大体みんなそうだからね。
美人の奏者もムスっとしてるから一瞬美人なのかどうかわからない時もあります(笑)
正しい音程
プロの演奏家である以上、優れた技術を持って初めてなしえる技。
その最たるものが「音程」でしょう。
外さないに越したことはありません。
そして外さなければ、聞く方も眉をしかめることはないでしょうな。
でも、周囲の目を気にして音程にとらわれて抑揚のない(メロディ性や和声感にとぼしい)演奏は
いちばん音楽をつまらなくしている最たるものだと思います。
そんなものは100歩譲って音高の入試試験でやるべし。
自分がどういう演奏家を目指すのか。
いろんな人たちを見て、いろいろな人の考えを聞いて
まざまざと考えさせられます。
ユーチューブで見つけた面白い動画。
皆さんお上手!!そして面白いww